昭和の日々・・・理容室はもっと身近な存在でした。平成に変わり、理容室はどんどん減っていきました。。。
私(10Styleオーナー)の実家も理容業を営んでいて、子供の頃は忙しかったなぁ〜と、幼き頃のイメージがあります。
男性スタイリストが女性の髪を切るとことも少なかった時代がありました。私が美容学校に通っていた頃は、美容学校にも男性の学生なんてほんのわずか。80%は女性の生徒でしたね。今は男性も増えたと聞きます。半分ではないでしょうけど(笑)。
お客様も昔は 男性=理容室(トコヤ) 女性=美容室(パーマ屋)って、住み分けみたいなのがあったんですね。性別によってお店が違いました。なんか、今考えると不思議なのですが、私が美容師をしていた頃は、男性のお客様なんてとても少なく「美容室に男性が来るなんて珍しいなぁ〜」なんて思っていました。
平成となり、美容室が台頭してきました。そう、昔懐かしい”カリスマ美容師”の時代があったんですね。若い世代の方は知らないかもしれませんが、あのときは本当に凄いブームでした。あの頃から一気にヘアーサロンは変わっていくのです。
その後・・・美容室は男性のお客様を向かい入れ、どんどん男性のお客様が美容室に流れて行き・・・格安サービスの1000円床屋が生まれ、いつしか、古来の理容室=オッサン専用サロンとなるのです。
素晴らしいサービスや、理容室でしか提供していないサービスがあるのに・・・。理容師の大切なヘアースタイリングの技術も、残念ですがお客様の高齢化により全てのお店ではありませんが、失われていくのです。七三分けや、角刈り専用サロン。簡単に言えば”しゃれた髪型”は提供されなくなっていくのです。
そんな時代背景の中、私は美容師としてキャリアを始め、実家の理容室で働き、理容師の国家資格も取得し、理容師となるのです。世の中では珍しい”理容師・美容師のダフル国家資格保持者”となるのです。
ホント最初に理容師始めた頃はタイヘンでした(笑)。色々な価値観が違いすぎて・・・。とにかく理容室って古いんですよね(笑)。○○専用サロンだったからシカタナイのですけど。
今でも印象に残ってるのは、お客様にカラーとパーマを施術し、お会計の時なのですが・・・一緒に働いていたオヤジ(父)に「1万円を超えるのか?ダメだ!」と、怒られました(笑)。私は「????」ってね。サービスの対価が料金。たくさん買ったら値段は上がる。当たり前のことなのに???とね。その後、父と話し合ってその問題は解決するのですが・・・イマイチな顔をしていた父を忘れられません(笑)。
あっ!上にあげた例は全ての理容室じゃないですからね!良い理容室もたくさん世の中にはありますので。最近は床屋ブームなんて言われて、NYスタイルのお店や、重厚な内装の男性専用サロンも都心や中核都市には増えてきています。イマドキのヘアースタイルを提供しているサロンも多くなってきましたね〜。10年くらい前は酷かったなぁ〜・・・なんて最近は思います。
そんな中、私は自分のサロンを作るにあたり、「どんなサロンが良いのかな?」なんて考えたのです。私は理・美容師なので、「男性・女性のお客様の髪型を整えたい!」「多彩なお客様を迎え入れたい」「○○専用サロンにはなりたくない!」と。
当然、理容室・美容室の資格を有しておりますので、正直・・・どちらでも開店することは可能でした。美容室でも良かったんですけど・・・やはり、理容室にしか無いサービスを提供したかったのです。
理容室に勤めているときから、少数ではありましたが、理容室のサービスを喜んでくれるお客様も存在し、「床屋さんは良いわね〜」と、お話しいただいていたので。
ダサい髪型もNG!女性のお客様が入りにくい内装もNG!提供する技術に限りなし!そんなキーワードから10Styleのコンセプトをまとめて、「理容室10Style」が出来上がるのです。
おかげさまで多数の女性のお客様や、美容室から理容室に戻ってきた男性のお客様に恵まれて”ヘアーサロン”を経営させていただいております。
当店オリジナルの施術も多く、特徴ある理容室となっております。是非、10Styleにご来店ください!